2013年7月26日金曜日

アジアで最も悲観的なのは台湾人:大国に挟まれた挫折感が原因か

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●25日、米調査会社・ギャラップの調査によると、アジアでは台湾人が最も自分の将来に対して悲観的な見方をしていることがわかった。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月26日 9時48分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74745&type=0

アジアで最も悲観的なのは台湾人
=大国に挟まれた地理的制限による挫折感が原因か―米調査会社

 2013年7月25日、米調査会社・ギャラップの調査によると、アジアでは台湾人が最も自分の将来に対して悲観的な見方をしていることがわかった。
 また、シンガポールも世界のトップ10内に入った。
 世界で最も悲観的な人の多い国はギリシャだった。

 ギャラップによると、2012年、26%の台湾人が、今後5年間の生活は今よりも悪くなると回答し、これは同社が調査を行った141の国・地域の中で5番目、ハイチと同水準だった。
 台湾は2011年から順位を上げて、2012年、アジアで最も悲観的な地域となった。

 雑誌『聯合文学』の編集長を務める作家の鄭順聡(ジョン・シュンツォン)氏はその原因を以下のように分析している。

 台湾人、特に良い教育を受けた若者の多くは社会に出てから就職と自己実現において、自分の望みを遂げられないことが多い。
 経済発展をしていた頃には、欧米のような生活が送れることに希望を持つことができていた。
 しかし、台湾は中国、米国、日本といった国に挟まれて、自己の発展が制限され、一種の挫折感を味わうことになった。
 それが何年も積み重ねられることによって、人々が未来に対して悲観的な見方をするようになった。

 世界で最も悲観的な国・地域トップ10には、シンガポールもランクインしており、24%の人が将来を悲観している。
 日本では22%という結果になった。



レコードチャイナ 配信日時:2013年7月26日 6時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74731&type=0

蒋介石の孫、中台統一を呼びかけ!?
「統一された強大な中国を」―中国メディア

 2013年7月24日、中国・広東省中山市の孫中山記念堂で第2回海峡両岸中山フォーラムが開幕した。
 同フォーラムには、蒋介石(ジアン・ジエシー)の孫で国民党副主席の蒋孝厳(ジアン・シャオイエン)氏ら中国本土・台湾・香港から集まった500人以上の来賓が参加した。
 中国新聞社が伝えた。

 講演者として招かれた蒋孝厳氏は、
 「これまで台湾と中国本土は、交流を断絶していた時期がありましたが、2009年からは交流が活発化し、目を見張るような変化がありました」
と、近年の中台関係について触れた。
 その後、
 「革命はいまだ成功していない。
 わが同志は、余の著した『建国方略』『建国大綱』『三民主義』および第一次全国代表大会宣言によって、引き続き努力し、その目的の貫徹に向け、誠心誠意努めていかねばならない」
という“国父”孫文(スン・ウェン)の遺言を暗誦して彼の功績を振り返ると、場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

 最後に同氏が、
 「中山先生(孫文を指す)が逝去してから88年、中国は発展し、大きな変化を遂げました。
 我々はこれに慢心することなく、さらに前へ進まなければなりません
 …着実な基礎の上に前進を続け、統一され、強大で現代化された中国を作り上げようではありませんか!」
と呼びかけて講演を締めくくると、場内には再び熱烈な拍手が沸き起こった。

 今回、同フォーラムは
 「孫文の精神を発揚させ、中華振興のために手を携えよう」
というテーマで開催された。
 蒋氏以外の講演者も中国と台湾の結束強化を呼びかける発言を行っており、中台関係の更なる発展が期待される。

※蒋介石(ジアン・ジエシー):中華民国期の政治家で中華民国総統。国民党を率いたが共産党との内戦に敗れ、1949年に台湾に逃れた。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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