2013年9月6日金曜日

台湾の「親日」は誰にも変えられない:社会全体が日本の植民統治を肯定している



●4日、華夏経緯網は、中国社会科学院台湾研究所の王建民研究員が、親日の台湾に関して発表した見解を報道した。台湾は「正義と人権を追求する」と標榜しているが、日本の過激な言動に関しては口を閉ざし、見て見ぬふりをしている。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月6日 0時52分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76425&type=0

正義や人権はいずこに!?
台湾の誤った「親日」は誰にも変えられない―中国専門家

 2013年9月4日、華夏経緯網は、中国社会科学院台湾研究所の王建民(ワン・ジエンミン)研究員が、親日の台湾に関して発表した見解を報道した。
 以下はその概要。

 近年、日本社会の右傾化は日増しに深刻化している。
 釣魚島(尖閣諸島)問題では主権争いの存在を認めず、公然と侵略の事実を否定している。
 さらに、「慰安婦は必要だった」「ナチスに学べ」などと、過激な発言をする政治家が相次ぎ、国際社会から注目と批判を集めた。

 とりわけ、大きな被害を受けた中国本土や韓国、北朝鮮などは強く抗議した。
 ところが、かつて日本に植民地として統治されていた台湾は異なった態度を取っている。
 台湾は「正義と人権を追求する」と標榜しているが、日本の過激な言動に関しては口を閉ざし、見て見ぬふりをしている。
 さらに、多くの人が、「日據(日本による占拠)」を否定し、「日治(日本による統治)」を肯定している。

 日本の皇民化教育により台湾では日本に好感を持つ「親日家」や日本に媚びる「媚日家」が数多く生まれた。
 日本統治によりもたらされた経済発展や近代化が影響し、日本に対し好感を持っている人は少なくない。

 仮に馬英九(マー・インジウ)総統が日治を肯定していなくとも、歴史に対して社会全体の誤った価値観を変えることはできない。
 今日の台湾はブルー陣営、グリーン陣営を問わず、社会全体が日本の植民統治を肯定している。



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月6日 6時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76433&type=0

「台湾独立」主張の日本人を台湾野党議員らが擁護、「入境禁止処分バカげている」と憤る―台湾メディア


●5日、台湾メディアが報道のよると、日本人の田辺憲司さんが2010年に台湾で「台湾独立」を訴えたとして、台湾の出入国管理局から入境を禁じられていることに対し、台湾野党の国会議員らは「荒唐無稽」と批判する共同声明を発表した。写真は台湾桃園国際空港。

 2013年9月5日、台湾メディアが報道したところによると、日本人の田辺憲司さんが2010年に台湾で「台独(台湾独立)」を訴えたとして、台湾の出入国管理局から入境禁止処分を受けていることをめぐり、一部では親日だとも言われている台湾最大野党・民主進歩党の国会議員らは4日、出入国管理局の処分はあまりにも荒唐無稽であると痛烈に批判する共同声明を発表した。
 一方の出入国管理局はこれに対し、
 「(入境禁止から)逃れるには法改正するほかない」
と言ってのけ、国家議員らは憤慨のあまり、
 「法律を好き勝手に解釈している」
と出入国管理局をののしった。
 環球時報(電子版)が伝えた。

 2011年、3月11日に発生した東日本大震災に対する台湾からの温かい義捐金に心から感謝の意を示したいと、田辺憲司さんは大阪の街頭で感謝の演説を行っていた。
 田辺さんは台湾を訪問して直接感謝の気持ちを伝えたいとの思いを持ちながらも、それを実現できずにいる。
 2010年5月、田辺さんは台湾にある玉山の頂上で「日本は台湾の独立を支持する」との横断幕を掲げたことにより、台湾の出入国管理局の「ブラックリスト」に登録され、入境が禁止されている。

 田辺さんの入境禁止の理由として、出入国管理局は
 「台湾の独立を吹聴することは、台湾の利益を損なう」
と主張しているが、民主進歩党の国会議員らは
 「それならば、なぜ両岸(中台)の統一を声高に叫ぶ中国本土の官僚らを台湾から追放しないのか」
と納得できずにいる。

 台湾独立運動を行う政治団体である台湾独立建国連盟の張燦●(「洪」の下に「金」)(チョウ・ツァンホー)・元主席もまた、田辺さんを支持する声明を発表している。
 かつて海外で台湾独立運動を主導したことによりブラックリストに名が載った張さんは台湾に帰ることができず、もう30年近くも米国に滞在している。
 「政治思想や言論の自由を弾圧する厳戒令が1987年に解除されてから20年以上が経っているにもかかわらず、まだブラックリストがあったとは」
と張さんは愕然としていた。




【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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