2013年9月27日金曜日

『半沢直樹』放送決定!リアルに伝わる日本の評判:やられたら倍返し

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●7日、話題の高視聴率ドラマ「半沢直樹」が台湾でも放送スタート。日本とは違い週末を除く5日間、毎日放送される。

 『倍返し』という言葉のイメージはどうも、台湾人の鬱積した感情を解き放つにベストにマッチした言葉のようである。
 それは、
 もし「中国の侵攻」があったとき、どうするか?
というもやもやした積年の悩みの解決に一つの光明をもたらす言葉のように見える。
 日本風の「ガンバレ」、中国風の「加油」を、もう少し具体的にして行動化させる言葉の響きがある。
 そんな気がするのだが。
 つまり、中国の暴圧には『倍返し』、といったイメージだろうか。


サーチナニュース 2013/09/26(木) 19:04
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0926&f=entertainment_0926_018.shtml

『半沢直樹』放送決定!リアルに伝わる日本の評判=台湾メディア

  9月22日放送の最終話が、高視聴率を記録。
 メッセージ性のある内容や今後の展開などが話題になり、続編が期待されるドラマ『半沢直樹』。
 お隣の台湾でもかなり注目されており、各メディアが日本の半沢ブームを伝えた。

  テレビ局・東森電視公司(ETTV)は放送やウェブニュースで、大ヒットドラマ『家政婦のミタ』の視聴率を超えたと報じ、
 「日本の歴代ドラマで、トップクラスの視聴率を獲得したのではないか。
 最近の日本は、日曜夜9時に誰もが『半沢直樹』を見ていた。
 例えサウナにいても見る人がいたそうだ。
 このドラマの成功は、日本人が好きなサスペンス要素や職場の腹黒さをテーマにしたあたりだろう」
としている。

  またラジオ局「中國廣播公司(BCC)」は
 「サラリーマン生活を描いたところが、現役サラリーマンたちの心に突き刺さった。
 日本は半沢ブームが巻き起こり、最終話放送前にはマスコミ陣が結末を予測した」
と伝え、ストーリー展開や視聴率の数字が注目を集めたことを報道した。
 「最終話の視聴率が50%を超えたといううわさがあったが、結局は42.2%。
 木村拓哉主演で2000年放送の『Beautiful Life~ふたりでいた日々~』の最終話41.3%という視聴率記録を更新した」ことなども伝えている。
 「今も原作小説とグッズは売れに売れている。
 今後映画や続編など制作側が検討しているようだ」
と、日本の半沢ブームがいかにすごいか、台湾の人々に知らせたいようであった。

  各メディアの報道で、これほどまでに日本で話題の『半沢直樹』が見たいと思う台湾人が多いと思われる中、放送が決定。
 『王牌銀行員 半沢直樹』というタイトルで、チャンネル緯來日本台にて10月7日にスタートする。
 夜10時から12時まで、一晩で2話ずつ放送するようだ。
 公式サイトでは「上司に訴えたいこと」を募集しており、半沢グッズのプレゼントを用意している様子。BBSにも期待の声が集まっている。

  台湾での半沢のきめゼリフは、
 「有仇必報、十倍奉還(やられたら、10倍返しだ!)」。
日本のブームに続く形で、台湾の視聴者たちを釘付けにできるだろうか?



サーチナニュース 2013/09/22(日) 13:38
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0922&f=national_0922_026.shtml

【台湾ブログ】人間味あふれる『半沢直樹』、すっかり影響された

  友人の薦めで日本のドラマ『半沢直樹』を見るようになったという台湾人が、夢中になり自分でも意外に思っているとのこと。
 見所やチェックポイントを、ブログに書き込んだ。

  好きな映画やドラマの感想をつづっている香功堂(ハンドルネーム)さんは、これまで金融界を舞台にした映画やドラマを見ていなかったという。
 「人気がなかったから見なかった。
 友人から『半沢直樹』が面白いと聞いて半信半疑だったが……今やすっかり惚れ込んでしまった」
と述べている。
 香功堂さんが夢中になっているポイントは、
 「金融の知識でもお互いの戦いでもなく、人間味があふれているドラマだから」
とのこと。
 「脚本がしっかりしていて、人間関係や銀行間の関係、銀行員の妻の派閥がよく描かれている。
 本当に面白く、半分くらい見たら抜け出せないくらいはまった!」
と書いており、文章から興奮している様子や本ドラマに魅了されていることが伝わってくる。

  「いつしか半沢の名言は、“やられたらやり返す。倍返しだ!”となったが、自殺した父親の“人とのつながりを大切にし、ロボットのような仕事をしてはいけない”という言葉を守っている。
 復讐しながらも相手に優しさを残す半沢は、誠意と善意を持って人に接する人物だ」
と述べた香功堂さんは、半沢直樹の人柄に魅了されているようだ。

  また特に印象に残ったのが、
 「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」
という言葉だったという。
 「人柄など共通点のある半沢と浅野支店長だったが、進む道と運命が全く違ってしまった。
 欲に支配された者と理想を持って険しい道を選んだ者の違いだ」
と述べ、ほかにも
 「冷たい日本社会に届けたい、温かいメッセージが込められている」
と感じたそうだ。

  香功堂さんは堺雅人の高い演技力を褒め、片岡愛之助、緋田康人、石丸幹二、及川光博、香川照之ら名優揃いであることも、このドラマが面白さを増したと絶賛。
 「壇蜜が演じるホステス役も素晴らしい! このドラマを見ていると、自分も半沢みたいに強くなりたいと思う!」
とすっかり影響された様子で、行動に移したいと真剣に考えている香功堂さん。
 ドラマの内容だけではなく、俳優が小道具として使ったりセットの中に商品を置く手法であるプロダクト・プレイスメントも気になったそうで、
 「半沢が仲間に渡すコーヒーに代表される。
 団結と思いやりを象徴しているコーヒーとして使われた」
と述べ、日本のドラマに夢中になっている自分の姿を、楽しんでいるようだ。

  この香功堂さんのブログでもわかるように台湾を始め、中国や韓国など、日本に近い外国では高視聴率を稼いでいる『半沢直樹』の評判が伝わり、大きく注目されている。
 毎週日曜日夜9時にTBS「日曜劇場」枠で放送されている本作は、7月7日の放送開始からうなぎ登りに視聴率を上げ、9月15日放送の第9話は関東地区で35.9%を記録したと伝えられた。
 いよいよ9月22日が最終話で、25分拡大スペシャルとして放送される。半沢と国税局の黒崎との対決、宿敵・大和田との戦い、そして家族や友人との関係など見所たっぷりで、半沢の未来に注目が集まる。
 そしてどの位の視聴者が見たのか、40%を超えるのかなど視聴率の数字も気になるところ。
 本日から明日にかけて、日本のエンタメ系ニュースは、ドラマ『半沢直樹』の話題で持ち切りだろう。



サーチナニュース  2013/09/20(金) 18:39
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0920&f=national_0920_068.shtml

【台湾ブログ】やられたら倍返し…「心から推薦できるドラマだ」

  TBS系ドラマ「半沢直樹」が大人気だ。
 ビデオリサーチによれば、15日に放送された第9回の平均視聴率は関東地区で35・9%を記録した。
 視聴率は第1回から一度もダウンしていないというから驚きだ。

  「半沢直樹」の人気はすでに中国や台湾でも注目を集めており、日本在住の台湾人女性Japankuru(ハンドルネーム)さんも毎週「半沢直樹」を視聴しているらしい。

  今、日本では「やられたら倍返し」というフレーズが流行していると紹介する筆者にとって、ドラマ「半沢直樹」は「心から推薦できるドラマ」だという。

  筆者によれば、
 「半沢直樹は“上司の発言は絶対”という奇妙な日本の職場風景や同期との人間関係、日本の家庭のあり方が生き生きと描かれている」
という。
 また、半沢直樹で描かれている判りやすい“勧善懲悪”にもハマっている様子だ。

  筆者もドラマの内容には心から共感できるらしく、「やられたら倍返し」が2013年の流行語大賞を取るのではないかと見なされるほどに、日本社会の血を沸き立たせていると称賛した。

  堺雅人、及川光博、上戸彩、歌舞伎役者の片岡愛之助といった演技力の高い俳優が演じる同ドラマについて「今世紀最高の日本ドラマ」と絶賛する筆者。
 「このドラマを見れば、仕事や生活において新たな思考経路が身に付くし、仕事の熱意を高める刺激となるだろう」
と結んだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月8日 21時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77659&type=0

「半沢直樹」放送スタート、「加倍奉還」(倍返し)が早くも流行語に―台湾

 2013年10月7日、話題の高視聴率ドラマ「半沢直樹」が台湾でも放送スタート。
 日本とは違い週末を除く5日間、毎日放送される。
 台湾のニュースサイト・NOWnews(今日新聞網)が伝えた。

 ドラマで使われるセリフが台湾でも流行語になるなど、日本での放送時から早くも注目されていた。
 その「半沢直樹」が7日夜10時(現地時間)、台湾でもいよいよ放送スタート。
 台湾で名付けられた「半澤直樹 王牌銀行員」(半沢直樹 エース銀行員)のタイトルが、「ひどすぎ」「思わず目を疑う」と批判を浴びながらも、話題性は十分だ。
 日本での放送時とは違い、週末を除く平日の5日間、毎日放送される。
 さらに、8日からは前日放送分を加えた2時間枠となり、月・水・金の夜だけテレビの前に座っていれば、見逃す危険性もない。

 続編や映画化についても報道が飛び交っている。
 台湾最大の商業銀行・台湾銀行の李紀珠(リー・ジージュウ)会長はメディアのインタビューに対し、もしもロケ地として同行施設が選ばれた場合、
 「喜んで協力したい」としている。
 同行では過去にも、木村拓哉主演のドラマ「華麗なる一族」でロケを受け入れたことがある。
 「銀行のイメージアップにつながることであれば、要請があれば応じたい」
という李会長だが、自身がドラマに出演することは「望んでいない」と笑顔で語っている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月9日 20時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77695&type=0

台湾でも「半沢直樹」人気沸騰!
史上最高の初回視聴率を記録―ライバルは中国の時代劇


●.8日、今月7日に放送スタートしたドラマ「半沢直樹」が、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)を樹立。「家政婦のミタ」「篤姫」など、過去の人気ドラマが打ち立てた初回記録を打ち破った。写真はドラマ「宮廷の諍(いさか)い女」。

 2013年10月8日、今月7日に放送スタートしたドラマ「半沢直樹」が、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)を樹立。
 「家政婦のミタ」「篤姫」など、過去の人気ドラマが打ち立てた初回記録を打ち破った。
 台湾の日刊紙・聯合報が伝えた。

 日本からの話題が飛び火し、台湾でも放送前から大評判となっていた「半沢直樹」。
 7日夜10時(現地時間)に第1話がスタートし、ACニールセン社データで1.09%の視聴率を獲得。
 「家政婦のミタ」「篤姫」など、台湾で人気を集めたドラマの初回記録を打ち破り、放送局・緯來日本台の史上最高視聴率(初回)をマーク。
 台湾全土で約60万人が視聴したことになる。

 同時間帯では、長年にわたり高視聴率をキープしている人気バラエティー番組「康熙来了」も放送されているが、7日は惨敗状態。
 ただ見逃せないのは、中国の時代劇「宮廷の諍(いさか)い女」の存在だ。
 昨年、中華圏でメガヒットを叩き出した同ドラマは、これまで何度も再放送されている。
 しかし、7日は「半沢直樹」を上回り、同時間帯で2位となる視聴率1.42%を獲得(3位は「半沢直樹」)。
 「女の宮廷バトルに、男の銀行バトルは勝てないのか…」と、ネットユーザーの間からため息が聞かれている。
 しかし緯來日本台では、
 「ちょうど『宮廷の諍い女』はクライマックスに差し掛かるところで、高視聴率は予測できていた」
として、今後の視聴率争いに自信を見せている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月10日 19時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77738&type=0

「半沢直樹」視聴者数がうなぎ上り!
オネエキャラ「黒崎娘娘」が貢献―台湾

 2013年10月9日、人気ドラマ「半沢直樹」が台湾で第2話の放送を迎え、視聴者数が前日比で2割アップ。
 国税局査察部の「黒崎駿一」が視聴率アップに大きく貢献している。
 台湾のニュースサイト・NOWnews(今日新聞網)が伝えた。

 日本から人気が飛び火し、台湾でも早くから話題を集めていたドラマ「半沢直樹」が、今月7日に放送スタート。
 初回は56万人が視聴したが、第2話が放送された8日の視聴者数は一気に2割アップし70万人へ。
 初回終了後、台湾の人々の間では「半沢、見た?」が「朝のあいさつ代わりになった」とメディアが報じている。

 NOWnewsでは視聴率を引き上げた貢献者として、国税局査察部の統括官「黒崎駿一」の存在が大きいとしている。
 歌舞伎役者の片岡愛之助が演じる同人物だが、台湾でも「黒崎娘娘」と呼ばれ早くも大人気。
 「娘娘」とは女神や皇后・皇妃などを指す言葉だが、一般的に女性っぽい男性を表す意味でも使用される。
 黒崎の強烈なオネエキャラが、台湾の人々の心にもガツンと響いた証拠となっている。

 「倍返し」「10倍返し」といったセリフも、台湾メディアの間で大量に登場する流行語に。
 視聴率や話題性から見ても、ここ数年でトップ人気の日本ドラマとなっている。





【日中の狭間にあって:台湾はどう動くか】



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