2013年11月24日日曜日

<中国防空識別圏>台湾が声明:「尖閣諸島の領有権は台湾に帰属」

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●25日、鳳凰網によると、中国国防部が23日に発表した防空識別圏が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含んでいたことで、日米だけでなく台湾でも波紋が広がっている。写真は「私たちの釣魚島と書かれたTシャツ。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月24日 13時4分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79554&type=0

<中国防空識別圏>台湾が声明、「平和的な対話を」「尖閣諸島の領有権は台湾に帰属」―香港メディア


●.23日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏をめぐり、台湾は国家安全会議を開き、「平和的な対話を行い、地域の緊張を高めないよう求める」旨の声明を出した。

 2013年11月23日、中国が東シナ海に設定した防空識別圏をめぐり、台湾は国家安全会議を開き、
 「平和的な対話を行い、地域の緊張を高めないよう求める」
旨の声明を発表した。
 香港・フェニックステレビ(鳳凰衛視)が伝えた。

 国家安全会議は政府、外交、軍事関係者らが参加。会議後の声明において、中国の防空識別圏とは関係なく、尖閣諸島の領有権が台湾であることに変わりはないと改めて主張した。
 さらに、中国の発表した防空識別圏が台湾のものとも重なる部分があるとしたうえで
 「平和的な解決を求める」
と呼びかけた。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 0時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79612&type=0

中国の防空識別圏、台湾の識別圏とも重なる
=民進党「日本や米国と統一戦線を組むべき」―中国メディア

 2013年11月25日、鳳凰網によると、中国国防部が23日に発表した防空識別圏が尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含んでいたことで、日米だけでなく台湾でも波紋が広がっている。

 中国国防部が設定した防空識別圏は、台湾が東シナ海に定めた防空識別圏とも一部重なる。
 これについて台湾外交部の林永楽(リン・ヨンラー)部長は25日、すでに米国および日本と連絡を取っていることを明かし、
 「平和的な対話によって解決すべき」
と呼びかけた。

 これに対して野党の民進党は25日に発表した声明の中で、馬英九(マー・インジウ)総統に対し、中国政府に抗議するよう求めた。
 民進党はさらに、
 「馬政権は日本や米国と緊密に連携して、統一戦線を組み、必要な協力を行うべきだ」
と指摘した。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月26日 12時35分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79637&type=0

民進党、中国の防空識別圏に猛抗議=「即時撤回を要求する」―台湾メディア


●26日、環球網によると、台湾の民進党政策会執行長が25日の記者会見で、「本土の挑発行為に厳正なる抗議を表明する」とし、中国に対して防空識別圏の設定を即時撤回するよう要求した。写真はJ-10戦闘機。

 2013年11月26日、環球網によると、台湾メディアは台湾の民進党政策会執行長の呉●燮(ウー・ジャオシエ、●=金へんにりっとう)氏が25日の記者会見で、「本土の挑発行為に厳正なる抗議を表明する」とし、中国に対して防空識別圏の設定を即時撤回するよう要求したと伝えた。

 これに先立って、民進党の蘇貞昌(スー・ジェンチャン)主席も「この地域の覇権を握るための手段だ」と非難し、台湾当局に対して毅然とした態度で臨むよう求めていた。

 中国が設定した防空識別圏について香港紙・東方日報は、「中国国家安全委員会の設立を宣言した後の、国防上の最も大きい動きだ」と指摘。
 「日中の識別圏が大幅に重なっていることは、両国の尖閣諸島(中国名:釣魚島)での争いが、海上から空中にまで広がったことを意味し、突発的な事件が起きる可能性も大幅に高くなっている
とした。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月27日 16時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79674&type=0

<中国防空識別圏>台湾よ日本のお先棒を担ぐなかれ
=「民族の利益のために行動を」と呼び掛け―米華字紙

 2013年11月25日、華字紙・多維新聞は、中国による東シナ海での防空識別圏設定に台湾からも批判の声が相次いでいることについて、「馬英九政権は過ちを犯してはならない」と、中国と足並みをそろえるよう呼び掛けている。
 以下はその内容。

 中国が23日に設定した東シナ海の防空識別圏に対し、日米が反発を見せているが、台湾も弱みを見せてはならぬとばかり、民進党を中心に批判の声が上がっている。

 民進党の蘇貞昌(スー・ジェンチャン)主席は、「馬英九(マー・インジウ)政権の弱腰、軽率さによって台湾の主権、安全が失われつつある。
 指導者が意志を示さなければ、見くびられ、国を踏みにじられることになる」と語った。

 国民党の楊応雄(ヤン・インシオン)立法委員(国会議員)も、「主張すべきところでは声を上げるべきだ」として、中国の一方的な領土拡張を許してはならないと述べた。

 日米に迎合するような台湾の政治家の言動に、中国側は不満を抱いている。
 馬英九総統はこれを感じ取ったのか、政府の反応は控えめなものにとどまっている。

 馬政権は日本と漁業協定を結ぶなど、目先の利益にとらわれ、中華民族全体の利益に背いている。
 今回の低調な反応は、「裏切り者」のイメージを払拭するためのものだろう。

 だが、釣魚島(尖閣諸島)問題について馬政権は中国と歩調を合わせようとせず、両岸は日本に漁業協定というくさびを打ち込まれるに至った。
 馬英九は、民族の大問題において再び過ちを犯さぬよう慎重に考慮するべきであり、両岸の人民、世界中の華人の恨みを買うような決定を下してはならない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月30日 10時51分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79835&type=0

日米中の防空識別圏での争いの下での台湾の存在―英メディア

 2013年11月27日、英BBC中国語版は、日米中の3大国が展開している防空識別圏をめぐる争いにより、台湾の馬英九(マー・インジウ)総統が打ち出す「東シナ海平和イニシアチブ」が挑戦を受けていると伝えた。

 現実問題として、台湾の尖閣諸島(台湾名:釣魚台)の主権の主張は、米国やその他の国にほとんど重視されていない。
 今回の中国の防空識別圏設定に対する台湾の反応は、中国側が要求する飛行計画の提出を行う一方で、識別圏の設定自体には賛同しないというものだ。
 野党の民進党はこれを強く批判し、日本と協力すべきと主張している。

 馬総統がこれまで一貫して提唱している「争いを棚上げし、資源を共有する」という「東シナ海平和イニシアチブ」は、一見すると理があるように思えるが、これまで他国からはほとんど無視されている。
 台湾は日米中3国の争いで自分の身をどこに置けばいいのかという問題のほかに、「中立的」な立場も守らなければならない。
 情勢が悪化すれば、傍観していることはできなくなるため、台湾は現段階では軽率に動けない状況にある。

 馬総統の「台湾は平和の創造者」という言葉も挑戦を受けている。
 台湾の日米との関係は、中国の日米との関係よりも良い。
 中国との関係も“和解”の方向に進んでいる。
 馬政権はこれまで明確な立場を示していないが、この問題にまったく関わらないことは難しい。
 だとすれば、できるだけ声をひそめていることは有効なのか。

 専門家は、
 「台湾は関係各国との中立的な立場を利用し、積極的に情勢の悪化を食い止める態度を示すべき」
としている。
 しかし問題は、「東シナ海平和イニシアチブ」がこれまで無視され続けてきた中で、台湾にその役割が務まるかということだ。