●日台漁業協定関係水域
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毎日新聞 2014年01月24日 22時34分(最終更新 01月25日 00時08分)
http://mainichi.jp/select/news/20140125k0000m020114000c.html
日台漁業協定:尖閣周辺、一部水域で合意 操業ルール適用
【台北・鈴木玲子】日本と台湾は24日、日台漁業協定に基づき第3回日台漁業委員会を台北市内で開き、沖縄県・尖閣諸島周辺水域での漁船の操業ルールで合意した。
協定で台湾の漁業権を認めた水域のうちクロマグロなどの好漁場である一部水域を、今年4〜7月のマグロ漁期に絞って日本側、台湾側に分けそれぞれの操業ルールを適用する。
ルールを守れば双方のエリアで操業は可能。
昨年5月に協定が発効したものの、具体的ルールがなく、日台でマグロはえ縄漁の仕掛けの流し方や漁船間の距離が異なるため、縄が絡まるなどトラブルが起こる可能性を懸念し、日本側の漁船が出漁を控えざるを得ない事態に陥っていた。
漁船間の距離は日本側のルールが4カイリ(約7.4キロ)、台湾側が1カイリ(約1.8キロ)。
協議で、漁船数が多い台湾側は距離を広げると操業できない船が出てしまうと反発。
双方の溝は埋まらないためエリアで分けることにした。
新たに決めたのは適用水域のうちの三つのエリア。
ルールについて、沖縄県漁業協同組合連合会の国吉真孝会長は「トラブルが少なくなるのは間違いない」と一定の評価を示したが、「8月以降は白紙なので来年は適用水域全体でルールを決める交渉をしたい」と述べた。
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